中古車選びの重要ポイント「走行距離」!目安や注意点をチェック


中古車を選ぶにあたって重要なポイントのひとつが「走行距離」です。同じ年式・グレードの中古車であれば、走行距離の差がその価格を大きく左右します。走行距離が平均よりも多い中古車は当然相場よりも安いのですが、果たして本当にお買い得なのでしょうか。

●平均的な年間走行距離は約8,000km
日本における乗用車の平均的な1年間の走行距離は約8,000kmといわれています。以前は年間1万kmと言われていたのですが年々減り続けていて、調査によっては7,000km前後とするものもあります。
都市部ではもっと少なく、また車種によっても差がありますが、おおむね年間8,000kmが標準的な走行距離の目安と考えていいでしょう。新車から満3年の車であれば2万4,000km、5年であれば4万km前後となります。

●走行距離が多いほど安くなるが
平均的な走行距離より多い中古車は、当然相場価格より安くなります。一概にはいえませんが、だいたい年間平均走行距離が1万5,000kmを超えると「過走行車」という扱いになり、一段と価格が下がる傾向にあります。

●新車から3年以内の高年式、総走行距離が3万km以内の低走行であれば大きな心配は不要
新車から初回車検までの3年以内の比較的高年式の中古車であれば、実は走行距離の多い物件は狙い目です。特に総走行距離が3万km以内であれば、購入後の故障リスクやメンテナンス費用に大きな違いが出ることは少ないでしょう。
3年落ちで3万km以内であれば、どのような使い方をされてきたのか、定期的なメンテナンスは受けてきたのか、ということのほうが重要です。
前のオーナーがどのような使い方をしてきたのかを知ることはなかなか難しいのですが、整備履歴は定期点検記録簿などでわかります。いかなる理由であれ3年落ちで記録簿が付いていないような車は選ばないほうがいいでしょう。きちんと点検・整備を受けてきた3年落ち・3万km以内の車であれば、リスク少なくお買い得な中古車選びが可能です。

●5万km、10万kmは「節目」の距離
最近の自動車は故障が少なくなってきていますが、とはいえ走行距離に比例してメンテナンス費用や故障リスクが高まることは否定できません。特に5万km、10万km前後といった総走行距離は「大物」消耗部品の交換サイクルと重なる節目の距離です。

●5万km前後の中古車は「大物消耗部品」の交換有無をチェック
5万km前後を走った中古車は年式的に5~6年落ちで、モデル的にも旧型となっている可能性が高く、価格的にお手頃感が出てきます。
一方で5万km走った中古車の場合、タイヤ、ブレーキ、バッテリーといった、数万円が必要となる、それなりに値段の高い消耗パーツが交換時期を迎えることが多く、それらが最近交換されていたかどうかを確認する必要があります。

●10万kmはリセット済みかどうかがポイント
耐久性が上がった昨今の車でも、やはり10万kmは大きな節目。10万kmを超えた中古車は「多走行車」とも呼ばれます。足回りはダンパーやゴムブッシュなどの性能が低下し、エンジンも始動用のセルモーター、発電用のオルタネーター、各種センサーなどの電装系や、ラジエター周辺の冷却系など、さまざまな補機類の交換推奨時期を迎えます。走り以外にも見た目は樹脂製ヘッドライトの曇り、積み重なった内装の汚れやダメージも気になってきます。
足回りは揺れの収まりが悪くなったステアリングの正確性が落ちてきたりという程度ですが、エンジン関連の補機類の故障は即停止を意味します。またそれらのリフレッシュには10万円単位での費用が必要となることは覚えておいた方がいいでしょう。

●走行距離は少なければ少ないほど良い、と言い切れない場合も
時折登録から5年、10年経つのに1万〜2万km前後という低走行の中古車を見かけることがあります。セカンドカーだったり、近所の買い物だけに使われていたりしたのでしょう。基本的にそのような車は価格さえ相場に比べて不当に高くなければ買いです。足回りや内装などはやはり距離が少ないほうがダメージも少ないからです。
しかし、いくら低走行でも10年経っていればラジエターホースに代表されるゴム系パーツの経年劣化は避けられません。低走行といえども低年式の車はやはりエンジンルーム内は要チェックです。

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