人気の軽自動車のスーパーハイトワゴンと変わらない価格で、さらなる余裕がある「ソリオ」。そんなソリオの魅力についてチェックしていきましょう!
5ナンバーサイズ以上のミニバンは、3列シートで7・8人乗りが多数を占めます。そんななか、スライドドアと前後ウォークスルーを採用した2代目ソリオ(2010年発売)は、「5ナンバーサイズのミニバンには3列シートが必須」という固定概念を見事に覆してみせました。3代目ソリオにぶつける形で、2016年に登場し瞬く間に大ヒット作となったダイハツ トールと、そのOEM版であるトヨタ ルーミーは、今でも人気を博しています。
今回紹介するのは4代目ソリオ。注目はボディサイズの拡大。後席と荷室の拡大するため全長が80mm伸び3790㎜。トヨタのパッソよりは長いが、ヤリスよりは短いサイズ感なので、コンパクトであることには変わりありません。全幅も20mm増えましたが、それでも5ナンバー枠の制限である1700mmを大きく下回る1645mmにとどめています。
キャビンは広め。スライドする後席を最後端にセットしたときの足元は広大だし、前方にスライドしても窮屈感はまったくありません。80mmの全長拡大は、人と荷物をたくさん積んで遊びに出かけるようなシーンでの使い勝手に、確実に効いているようです。
ただし、残念な点も。それは、リア中央席にヘッドレストがないこと。せっかく軽自動車にはできない5人乗車が可能なのだから、リア中央席にもヘッドレストが欲しいところです。
1.2L直4エンジンに小型モーターを組み合わせたマイルドハイブリッドモデルは、発進や低速域ではかすかにモーターの存在を感じるものの、アシスト感はいわれなければ気付かない程度。燃費向上も市街地で10%、郊外で3%、高速道路で2%程度だから、予算に余裕がなければ非ハイブリッドモデルを選ぶのもアリのようです。
上り勾配や高速道路でも交通の流れに乗って走っている分には動力性能に不足はなさそうです。先代の弱点だった乗り心地、とくにリア側の突き上げと揺すられ感も大きく改善。ゆとりのある肘まわりスペースを含め、乗っていて感じる余裕の大きさが軽自動車に対する最大のメリット!最新のスーパーハイト系軽自動車はとてもよくできているが、ほぼ同じ価格でさらなる余裕が手に入るモデルとして要注目の一台です。
カーリースの定額カルモくんで、ソリオに乗るなら月々25,000円台~。ソリオバンディットは30,000円台~。いずれも初期費用は不要。詳しくは大曲タイヤへ!