車を乗りかえるなら、知っておきたいエコカー減税。今回はエコカー減税の気になるポイントをまとめました。
エコカー減税とは
環境性能が優れた車に対する優遇措置です。国土交通省の決めた基準を満たすことで、自動車重量税の減免や免除を受けることができます。
●自動車重量税が安くなる
エコカー減税の対象車種は、2021年5月1日~2023年4月30日の適用期間中に新車の新規登録などを行った場合、1回限り特例措置として自動車重量税の減免を受けることができます。
●新車の達成基準
新車の場合には、2018年排出ガス規制50%低減かつ2020年度燃費基準を達成している場合、2030年度燃費基準60%以上を満たすと、エコカー減税の対象になります。さらに電気自動車などの場合、車検証の有効期間がくる15日前までに車検証の交付をうけた場合には、2回目の車検でも免税の対象です。
●中古車も対象になる
中古車の場合、2021年5月1日から2023年4月30日までの間に新車新規登録をし、2030年度の燃費基準を120%以上達成している(2018年排出ガス規制50%低減以上に限る)場合には、中古車でもエコカー減税の対象になります。
●輸入車も対象になる
プジョーやボルボ、BMWにメルセデス・ベンツにアウディなど、多彩な輸入車がエコカー減税の対象です。ただし、燃費性能基準の違いなどによっては例外もあるので対象車の基準をご確認ください。
実際にどのくらい安くなるのか
エコカー減税の対象になると、自動車重量税が減免もしくは免除されますが、税額は環境性能によって変化します。
自動車重量税の減免は25%~100%で、車体の重さによって税金の額が変わります。例えば普通車の場合、3年自家用かつ0.5トン以下なら12,300円ですが、2030年度の燃費基準を120%以上達成しているエコカーの場合には免税、つまり自動車重量税の負担がありません。また、軽自動車の場合、3年自家用の対象外の車なら年間9,900円ですが、2030年度の燃費基準を120%以上達成しているエコカーの場合には免税となります。
エコカー減税の対象車とは
・電気自動車
・燃料電池自動車
・プラグインハイブリッド自動車
・平成30年排出ガス規制適合の天然ガス自動車
・クリーンディーゼル乗用車
・2030年度基準50%以上達成したハイブリッド車を含むガソリン車/LPG車
●「でも、エコカーは高くて…」というときに検討してほしいカーリース
燃費のいい車に乗って税金もガソリン代も抑えて、エコなカーライフを送りたいと思っても、実際のところ、ハイブリッド車などは価格が高いという現実も。カーリースなら車両本体関する費用を全額支払う必要がないので、予算オーバーと思った車にも意外な月額料金で乗れることがあります。しかも初期費用が不要なので、まとまった資金がなくても乗りかえられます。これもカーリースの利用者が急増している理由のひとつ。
もちろん、カーリースの場合でもエコカー減税は適用されるので、リース料金にはそうした優遇も含まれています。
●おすすめのエコカー減税対象車
・ダイハツ「ミライース」
・スズキ「ワゴンR」
・ホンダ「フリード」
・トヨタ「アクア」
・日産「ノート」
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